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食安委の「19のメッセージ」は廃止すべき
「19のメッセージ」とは、9年前に食品安全委員会が発表した健康食品のリスクに関する注意書きで、厚労省や消費者庁などが引用して広報誌を作成するなど、いわば健康食品のリスクのバイブルとして利用されているのですが、この「19のメッセージ」は9年前の社会状況の下で作成され、リスク要因を網羅的に羅列したものであり、多少の改定は行なわれているとはいえ、それでも今日の状況に合わない点が多々出てきているのだとか。

特に最大の問題点は、メッセージの基調が健康食品の「無効有害論」あるいは「無用論」としか見えない点で、全体の組み立てとしても、健康食品にいわゆる「健康食品」と「保健機能食品」があることは記載されているとはいえ、この2つではリスクが大きく異なること、すなわちどの要因により、どのくらいの頻度で健康被害が生じているのか、それはどちらの健康食品によるものなのか、その対策は何かなど、リスク評価とリスク管理についてほとんど述べられていません。
食安委の「19のメッセージ」は廃止すべき いわゆる「健康食品」に関する メッセージ