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キリン、ファンケルを完全子会社化
キリンホールディングスが、ファンケルを完全子会社化する方針を固めたのだそうで、これまでもキリンはファンケルに約33%を出資しており、残りの全株式をTOB(株式公開買い付け) にて取得するようです。
ファンケルを傘下に収めることで、キリンが強みを持つ健康食品分野を強化し、収益力向上を目指していくようです。
今 人口減少などを背景に、キリンHDが収益の柱とするビール市場は伸び悩んでいて、その一方で、サプリメントなどの健康食品分野は成長が期待され、キリンHDは将来の収益源とするため規模拡大などを推進しており、昨年8月にはオーストラリアの健康食品大手ブラックモアズを買収していました。
キリンHDは2019年にファンケルと資本・業務提携し、議決権ベースで33%を出資していて、ファンケルを完全子会社化することで利益を取り込むとともに、製品開発や市場開拓を強化する狙いがあるとみられ、ファンケルは現在、東証プライム市場に上場しているのですが、TOBに賛同する方向で、成立後株式は上場廃止となるようです。